ソニー・ピクチャーズが製作するスパイダーマンの悪役”ヴィラン”を中心にしたスピンオフ映画「ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース(Sony’s Spider-Man Universe)」(SSU)の作品や開発中に企画などについての紹介です。
「ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース(Sony’s Spider-Man Universe)」とは?
2013年12月、ソニーは、映画「スパイダーマン」に登場するキャラクター、悪役(ヴィラン)が登場するスピンオフ作品(エクステンデッド・ユニバース)の製作の計画を始める。
『アメイジング・スパイダーマン2』が興行収入、評価ともにいい結果が出ず、『ヴェノム』などの企画は中止となる。その後、MCUの『スパイダーマン:ホームカミング』の成功によって、スピンオフ作品の企画が再開されることになった。
2017年5月、ソニーはスパイダーマンに関連するマーベル・コミックのさまざまな作品をソニー独自のユニバース「ソニーズ・マーベル・ユニバース」(SMU)で製作することを発表する。
2021年8月、フラチャイズ名を「ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース(Sony’s Spider-Man Universe)」(SSU)と呼ぶようになると発表。
映画「スパイダーマン」の作品についてはコチラ!
映画「スパイダーマン」を観るならこの順番!【歴代スパイダーマン俳優とヴィランたち】
ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース(SSU)の公開と公開予定の作品
1.映画『ヴェノム』(2018)
(日本公開日:20018年11月2日)
スパイダーマンの宿敵として人気のヴィラン”ヴェノム”を主人公としたソニー・ピクチャーズのスピンオフ作品(SSU)の第1弾。
映画『ヴェノム』予告編
あらすじ:
敏腕記者エディ・ブロックは、人体実験で死者を出しているという「ライフ財団」の真相を追う中、”シンビオート”と呼ばれる凶悪な地球外生命体を発見し接触してしまう。この意思を持った生命体との接触により、エディの体は寄生され、”シンビオート”の声が聞こえるようになる。「一つになれば、俺たちはなんだってできる」とシンビオートはエディの体を蝕み、このまま自分の乗り物となることを受け入れれば強大なパワーを与えるという取引を持ちかける。”シンビオート”の残忍性に振り回されながらも、次第に彼らは複雑な共生関係を築き、怪物”ヴェノム”として人類の危機に立ち向かっていくことになる。
監督:ルーベン・フライシャー
キャスト:
トム・ハーディ:エディ・ブロック/ヴェノム
出典:https://www.discogs.com/ja/artist/7486651-Tom-Hardy-7
トム・ハーディ(Tom Hardy)
本名:エドワード・トーマス・ハーディー CBE(Edward Thomas “Tom” Hardy CBE)
1977年9月15日生まれ 44歳
出身地:イギリス、ロンドン・ハマースミス地区
身長:175cm
イギリスの俳優、プロデューサー、元モデル
ロンドンのドラマセンターで演技を学んだ後、リドリー・スコット監督の『ブラックホーク・ダウン』(2001)で映画デビューを果たしました。その後、アカデミー賞助演男優賞、批評家賞、英国アカデミー賞にそれぞれノミネートされ、2011年にはBAFTAライジングスター賞を受賞。
ミシェル・ウィリアムズ:アン・ウェイング/シーヴェノム
リズ・アーメッド:カールトン・ドレイク/ライオネット
2.映画『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』(2021)
(日本公開日:2021年12月3日)
スパイダーマンの宿敵として人気のヴィラン”ヴェノム”を主人公としたソニー・ピクチャーズのスピンオフ作品(SSU)の映画『ヴェノム』の続編。
映画『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』予告編
あらすじ:
「悪人以外を食べない」という条件でエディの体に寄生し、彼と奇妙な共同生活(まるで恋人同士のような)を送る地球外生命体”シンビオート”のヴェノムは、食欲の制限を強いられストレスの毎日を過ごしていた。そんな中、未解決事件の真相を追うジャーナリストのエディは、サン・クエンティン刑務所である死刑囚と再会する。その男の名はクレタス・キャサディ。クレスタはこれまで幾度となく猟奇殺人を繰り返してきたシリアルキラーで、彼には死刑執行の時が迫っていた。「私の秘密を教えよう」と不気味にほほ笑み、エディに対し異様な興味を示すクレタス。クレタスは面会に現れたエディの腕へ突如、噛みつき、エディの血液を体内に取り込んでしまう。死刑執行のその時、血液中の”シンビオート”がクレスタの狂気と結び付きついにクレタスは”カーネイジ”へと覚醒してしまう。カーネイジは刑務所を脱獄してしまう。
一方、エディとヴェノムは共同生活のイライラから大げんかをして、ヴェノムは家を飛び出してしまうことに・・・。
*エンドロール後に『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』に関する映像あり。
監督:アンディ・サーキス
キャスト:
トム・ハーディ:エディ・ブロック/ヴェノム
ウディ・ハレルソン:クレタス・キャサディ/カーネイジ
ミシェル・ウィリアムズ:アン・ウェイング
ナオミ・ハリス:フランシス・バリソン/シュリーク
3.映画『モービウス』(2022)
2022年4月1日:日米同時公開
映画『モービウス』予告編
あらすじ:
天才的な頭脳を持つ医師マイケル・モービウス。彼は幼いころから、治療の方法がない血液の難病を患っていた。これまで多くの命を救いながらも、己の病を治癒する方法だけは見つけることが出来ずにいたモービウスは、自らの身体に実験的な治療を施す。それはコウモリの血清を投与するという、危険すぎる治療方法だった。
2ヵ月後、行方不明になっていたモービウスは突如ロングアイランド沖に座礁したコンテナ船に現れる。病で痩せ細った姿から一変、顔には血色が戻り、隆起した筋肉が全身を覆っていた。さらに、超人的パワーとスピード、そして周囲の状況を瞬時に感知するバットレーダーや飛行能力を手にしたモービウスだが、同時に彼の中で、抑えきれない〝血への渇望“が生まれていた。
やがて彼の身体に更なる変異が起こる・・・。
監督:ダニエル・エスピノーサ
キャスト:
ジャレッド・レト:マイケル・モービウス
出典:https://www.elle.com/culture/celebrities/a20066544/jared-leto-thirty-seconds-to-mars-interview-june-2018/
ジャレッド・レト(Jared Leto)
本名:ジャレッド・ジョセフ・レト
生年月日:1971年12月26日生まれ 50歳
出身地:ルイジアナ州ボージャーシティ
アメリカの俳優、ミュージシャン
1990年代前半にテレビで活躍した後、テレビシリーズ『アンジェラ 15歳の日々』(1994年)のジョーダン・カタラーノ役で注目を集めた。『キルトに綴る愛』(1995年)で映画デビューを果たし、『Prefontaine』(1997年)ではその演技が高く評価された。
『ダラス・バイヤーズクラブ』(2013年)でトランスジェンダーの女性を演じ、アカデミー賞、ゴールデングローブ賞、全米映画俳優組合賞の助演男優賞を受賞。『スーサイド・スクワッド』(2016年)と『ブレードランナー2049』(2017年)に主演し、2021年にはジョン・リー・ハンコック監督の映画『The Little Things』でアルバート・スパルマを演じ、ゴールデングローブ賞と全米映画俳優組合賞(いずれも助演男優賞)にノミネートされました。『ハウス・オブ・グッチ』(2021年)にパオロ・グッチ役で出演。
レトはメソッド・アクターと言われており、自分の役に常に献身し、研究することで知られています。映画の撮影期間中は、健康を害するほど完全に役になりきることが多い。また、映画の役柄を選ぶことでも知られている。
マット・スミス:ロクシアス・クラウン
アドリア・アルホナ:マルティーヌ・バンクロフト
マイケル・キートン:エイドリアン・トゥームス/バルチャー
4.映画『クレイヴン・ザ・ハンター』(2023)
2023年1月13日全米公開
あらすじ:
監督:J・C・チャンダー
キャスト:
アローン・テイラー=ジョンソン:セルゲイ・クラヴィノフ/クレイヴン・ザ・ハンター
ラッセル・クロウ
ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース(SSU)の開発中の企画
映画化の企画
1.「ナイトウォッチ」
2.「シニスター・シックス」(スパイダーマンのヴィラン・グループ)
3.「マダム・ウェブ」(出演:ダコタ・ジョンソン、シドニー・スウィーニー):2023年7月7日全米公開予定
4.ロベルト・オーチー(『アメイジング・スパイダーマン2』の共同脚本家)の無題プロジェクト
5.「ジャックポット」
6.オリヴィア・ワイルドの無題プロジェクト(女性中心のマーベル映画。ワンダーウーマンが登場すると考えられている)
テレビドラマ・シリーズの企画
1.「シルク」
女性版スパイダーマン、ピーター・パーカーのクラスメイトで韓国系アメリカ人のシンディ・ムーン(シルク)が活躍するテレビドラマ・シリーズ。はじめは映画として企画されたが、テレビドラマ向きだということでテレビドラマ・シリーズとなる。撮影は、2021年8月下旬から2022年初頭にかけて行われる予定。
2.「シルバー&ブラック」
単独映画として企画されたが、2020年1月にテレビドラマ・シリーズに変更される。
記事作成日:2022/01/18
最終更新日:2022/05/04