映画「ザ・マミー/呪われた砂漠の王女」”ダーク・ユニバース”の行方は?

映画「ザ・マミー 呪われた砂漠の王女」のあらすじとキャストについて

 

 

ユニバーサル・スタジオ製作のモンスター映画のリブートプロジェクト「ダーク・ユニバース」シリーズの第1作目の作品、「ザ・マミー/呪われた砂漠の王女」についてと、スタートしたばかりだと思っていたリブートプロジェクト「ダーク・ユニバース」ですが、どうも変更されることになりそうな情報を調べてみました!

 

「ダーク・ユニバース」とは?

ダーク・ユニバース(DARK UNIVERSE)」とは、ユニバーサル・ピクチャーズ製作した往年のモンスター映画を連続リブートするプロジェクトの名称。シリーズ製作の中心メンバーは、アレックス・カーツマンクリス・モーガン

注意

リメイクとリブートの違いは?

リメイク:原作に忠実に再映画化。

リブート:原作を新たな視点で再映画化しシリーズを仕切り直しすること。

 

今後、「ダーク・ユニバース」でリブートされる予定の作品は以下の通り。

 

「透明人間」(主演:ジョニー・デップ)

「狼男」(主演:ドウェイン・ジョンソン)

「魔人ドラキュラ」

「大アマゾンの半魚人」

「オペラ座の怪人」

「ノートルダムのせむし男」

 

 

次回作は「フランケンシュタインの花嫁

フランケンシュタイン役はハビエル・バルデム。監督は、エマ・ワトソン主演の実写版映画「美女と野獣」の監督ビル・コンドンが起用されることが決定。2019年2月14日公開予定と発表されました。

 

 

 

映画「ザ・マミー/呪われた砂漠の王女」

 

映画「ザ・マミー/呪われた砂漠の王女」予告編

 

1932年の名作モンスター映画「ミイラ再生」をリブートしたアクション・アドベンチャー作品。

 

ラテン語の「怪物」をその名の由来とし、多国籍の人物たちからなる秘密結社「プロディジウム」は、ロンドン自然史博物館の地下に本部が隠されている。

モンスターという形でこの世に存在する悪を追い、研究し、必要がある場合は破壊する事が目的の秘密組織。どの政府機関にも属せず、何千年ものあいだ明かされることのない手法で、文明社会と隣り合わせにある悪の存在から人々を守る役割を担ってきた。

物語のカギを握る秘密結社「プロディジウム」のリーダーのジキル博士を演じるのは名優ラッセル・クロウ。

ジキル博士は、イギリスのロバート・ルイス・スティーブンソンの怪奇小説「ジキル博士とハイド氏」が元になっています。「ジキル博士とハイド氏」は二重人格をテーマにしていますが、本作のジキル博士も善と悪の間で葛藤し、定期的に薬を投薬しないと別人格のエドワード・ハイドが現れ、物語は、思わぬ展開に!

 

 

監督:アレックス・カーツマン

MEMO

アレックス・カーツマン(Alex Kurtzman)

1973年9月7日生まれ。43歳。

アメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルスで生まれ育つ。

映画・テレビ脚本家、プロデューサー。

高校生の時に、のちに共同制作者になるロベルト・オーチーと友人になる。

主演のトム・クルーズと組むのは、

「ミッション・インポッシブル3」(06)

「オール・ユー・ニード・イズ・キル」(14)

「ザ・マミー 呪われた砂漠の王女」(17)と今回で3回目。

 

 

 

*映画「ザ・マミー/呪われた砂漠の王女」のあらすじ

古代エジプト。王女アマネット(ソフィア・ブテラ)は、王位継承順位1位にあったが、父親メネフトラ王に男児が生まれたため、王女になる夢が潰えてしまう。

王の座を諦めきれないアマネットは、神セトに魂を売り、セトの短剣を手に入れる。その短剣で一族を殺したアマネットは、自分の恋人の肉体に邪神セトを憑依させるために彼を短剣で殺そうとするが、神官に見つかりアマネットは生きたまま石棺に封印され、エジプトから遠く離れた地に埋められてしまう。

 

それから2000年後、現代のイラク。米軍の偵察要員でありながら盗掘の常習犯のニック(トム・クルーズ)は、偶然、王女アマネットの墓を発見してしまう。考古学のジェニー・ハルジー(アナベル・ウォーリス)が調査したところ、その墓は、監獄として設計されたことが判明した。

 

アマネットの石棺をイギリスに運ぶことになるが、輸送途中でカラスの大群に襲撃され墜落してしまう。ジェニーは、ニックに渡されたパラシュートで脱出し生き残ることが出来たが、ニックは輸送機とともにロンドン郊外に墜落してしまう。そして、アマネットの石棺は行方不明になってしまう。

 

数日後、霊安室で目を覚ましたニックは、相棒のヴァイルの幽霊から「アマネットが邪神セトを現代に蘇らせるために肉体を探している」と告げられるのだが・・・

 

 

 

*映画「ザ・マミー/呪われた砂漠の王女」のキャスト

「ミイラ再生」のミイラは男性のボリス・カーロフでしたが、今作は女性のソフィア・ブテラがミイラ役を演じています。

 

どうして、女性を選んだのかをアレックス・カーツマン監督に聞くと、

「女性にしようと決めた瞬間に、可能性が大きく広がりストーリーが新鮮に感じられた。それによって、時代を超えた疑問が生じ、ミイラに新しい背景ができた。どんな映画でも、悪役に面白い背景を持たせるのが難しい。だが今回は、レゴがはまるようにすぐにしっくりきたんだ」と明かしてくれました。

「“前代未聞だ”と言われて、“だからいいんだ”と返すと周囲もすぐに賛同した。最初の賛同者がトム(・クルーズ)だよ」とクルーズの後押しが大きかったと語っている。

出典:http://eiga.com/news/20170707/13/

 

 

女優のソフィア・ブテラについては、

「ソフィア(・ブテラ)しか考えられなかった。ミイラ役がよくなければ、たとえトムがいてもこの映画は成立しない。“君抜きでは映画が成立しない”と必死に説得したよ。彼女を念頭に置いてミイラのスケッチをしていたんだ」

出典:http://eiga.com/news/20170707/13/

 

女優のソフィア・ブテラは、スパイ映画「キングスマン」の女殺し屋ガゼル役で注目していたそうです。

 

 

トム・クルーズ:ニック・モートン

アメリカ軍の軍曹。貴重な遺物の横流しに手を染めている。

MEMO

トム・クルーズ(Tom Cruise)

1962年7月3日生まれ。55歳。

アメリカ合衆国ニューヨーク州シラキュース出身。170cm

12歳の時に両親が離婚したために、経済的に苦しい生活を送る。

子供の頃は聖職者を志す。ニュージャージーで高校生活を送る。

学生時代は、レスリングに熱中するが、膝の怪我でレスリング部を辞めて演劇を始める。

演劇に熱中し高校を中退しニューヨークのネイバーフッド・プレイハウスに通う。

「卒業白書」(83)のみずみずしい演技で注目され、若手スター候補(ブラッド・パック)のひとりに数えられる。

1986年の映画「トップガン」の世界的大ヒットでトップスターの仲間入りをする。

 

 

 

ソフィア・ブテラ:アマネット

現代に蘇った古代エジプトの悪しき王女。

MEMO

ソフィア・ブテラ(Sofia Boutella)

1982年4月3日生まれ。35歳。アルジェリア 首都アルジェ出身。

アルジェリアで、ジャズミュージシャンの父と建築家の母のもとに生まれる。

5歳の頃からクラシックバレエを習い始め、10歳でフランスに移住。

18歳で新体操のフランス代表チームに所属していた。

その他には、仲間たちとヒップホップストーリー・ダンスグループ「ヴァガボンド・クルー」を結成。

2006年には、ヒップホップのダンス大会「バトル・オブ・ザ・イヤー」で優勝しました。

その後アメリカに渡り、ボストンのバークレー音楽大学を卒業。

同じ頃、振付師ブランカ・リーの元でダンスの指導を受けて、いくつかの映画や、テレビ番組でダンスを披露し、コマーシャルやミュージシャンのツアーにも参加するようになりました。

スパイ映画「キングスマン」で義足の女殺し屋ガゼルを演じ注目される。

 

 

 

アナベル・ウォーリス:ジェニー・ハルジー

考古学者。対モンスター秘密組織「プロディジウム」に協力している。

MEMO

アナベル・ウォーリス(Annabelle Frances Wallis)

1984年9月25日生まれ。32歳。

イングランド オックスフォード出身。ポルトガル育ち。

伯父は、「ハリー・ポッター」シリーズでダンブルドアを演じた俳優のリチャード・ハリス。

ポルトガルでショートフィルムに出演したのち、ロンドンに戻る。

2009年から2010年まで、ヘンリー8世の半生を描いたテレビドラマ「THE TUDORS~背徳の王冠~」シーズン3でヘンリー8世と結婚するジェーン・シーモアを演じる。

2014年、映画「アナベル 死霊舘の人形」に出演し注目される。

 

 

 

ラッセル・クロウ:ヘンリー・ジキル博士

対モンスター秘密組織「プロディジウム」を指揮する優秀な科学者。博士自身は紳士的な人物だが、「エドワード・ハイド」という邪悪な別人格を内面に宿しているため、定期的に薬を投与している。

MEMO

ラッセル・クロウ(Russell Ira Crowe)

1964年4月7日生まれ。53歳。

ニュージーランド・ウェリントン出身。

両親が、映画現場のケータリングを営業していたこともあり、幼いころから撮影現場に出入りしていた。

その後、両親とオーストラリアに移住。

6歳の頃からTVの子役として活躍。

90年「アンボンで何が裁かれたのか」で本格的に映画デビュー。

95年、シャロン・ストーンの薦めで「クイック&デッド」に出演し、アメリカに進出。

98年「LAコンフィデンシャル」で高級娼婦と恋に落ちる敏腕刑事を好演。

99年「インサイダー」でアカデミー賞候補に選ばれる。

2000年「グラディエイター」でアカデミー主演男優賞を授賞。

01年「ビューティフル・マインド」でもノミネートされる。

 

 

 

「ダーク・ユニバース」の行方は?

鳴り物入りで公開された映画「ザ・マミー/呪われた砂漠の王女」ですが、興行成績が振るわず、批評家からも酷評され、それに輪を掛けるように企画に参加していた、メインライター兼プロデューサーのクリス・モーガンアレックス・カーツマンが二人とも降板することになってしまいました。

 

アレックス・カーツマンは、今後、CBSのテレビシリーズに注力していくとの事、また、クリス・モーガンは、「ワイルド・スピード」シリーズに戻り、現在は、ドウェイン・ジョンソンとジェイソン・ステイサムが主演するスピンオフ作品(『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』)の脚本を執筆中だそうです。

 

2019年2月14日公開予定のリブート版「フランケンシュタインの花嫁」の製作も無期延期の状態になりました。

 

ユニバーサル・スタジオとしては、今後はモンスター映画をシリーズとしての繋がりはなく、単独のリブート作品として製作していくことが有力視されています。

 

 

 

【 まとめ 】

ホラー映画は苦手なんですが、B級映画ぽくって面白かったけど、、、

シリーズでなくても、ジョニー・デップの”透明人間”やハビエル・バルデムの”フランケンシュタイン”はなんか楽しみです!

 

 

【 追記 】

2019年1月、ユニバーサルは、『透明人間』をユニバースとは関係にない単独作品としてリメイクすることを発表。ジェイソン・ブラム率いるブラムハウス・プロダクションズ(主にホラー映画の制作で知られている)が製作費わずか700万ドルで『透明人間』をリメイク。2020年2月28日に全米で公開されると全米No.1を記録、全米興行収入は9800万ドルの大ヒットとなる。

この大ヒットを受けて、ブラムハウス・プロダクションズはリメイク版『ドラキュラ』の準備をスタート。監督はカリン・クサマ、脚本はフィル・ヘイとニック・スパイサーが担当。

 


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現在ユニバーサルが準備を行っている企画は比較的低予算で、それぞれの作品とは繋がりのない単独企画となっている。

 

 

記事作成日:2017/11/28

最終更新日:2022/05/04

 

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