映画「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」のあらすじ、キャラクターは?

「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」のあらすじとキャラクターについて

 

 

ティム・バートン監督の原案、キャラクター設定によるストップモーション・アニメーション映画「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」。ディズニーの作品のなかでもハロウィン映画として有名な「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」のあらすじとキャラクターについてまとめてみました!

 

映画「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」の意味は?

 

タイトルの「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」(The Nightmare Before Christmas)は、アメリカでクリスマスを迎える時期になるとよく朗読されている詩「サンタクロースがきた」(A Visit from St.Nicholas)、別題「クリスマスの前の晩」(The Night Before Christmas)にちなんで付けられたそうです。

 

この詩は、1823年12月23日にニューヨーク州トロイの『センチネル』紙に無名で発表されました。原題は「聖ニコラスの来訪」を意味しますが、現在は、詩の書き出し部分の「クリスマスの前の晩」という題で広く知られています。

 

詩の内容は、クリスマスの前の晩に子供たちの父親である「私」が、8頭のトナカイが引くソリに乗ったサンタクロースが贈り物を持ってきてくれたのを目撃するというものです。

 

この詩が、現在のクリスマス・イブにサンタクロースがトナカイの引くソリに乗ってプレゼントを子どもたちに配りにくるというイメージになりました。

 

『サンタクロースがきた』の内容

それはクリスマスの前の晩、家中で
生き物は、ネズミさえも動かなくなったころ、
靴下は煙突のそばに下げられていて、
サンタクロースが来るのを待っていた。
子供たちはベッドに寝静まって、
頭の中で砂糖入り菓子が踊っていて、
ママは布をかぶっていて、私は帽子をかぶり、
長い夜の眠りについた時に。

突然外の庭で大きな音がしたので、
私はベッドから飛び起きて、何だろうと思い、
窓のそばにいって、雨戸を開けた。
降ったばかりの雪の上に月が
昼間のように光を投げていた。
すると目の前に何と
小さなソリと八頭のトナカイが見えて、
御者が元気なおじいさんだったので、
サンタクロースだとすぐ分かった。

ワシよりも早くトナカイたちは飛んできて
サンタさんは大声で名前を呼んだ。
「そらダッシャー、そらダンサー、それプランサー、ヴィクセン、
行けコメット、行けキューピッド、ドナー、ブリッツェン、
ポーチに上まで、煙突の上まで!
早く走れ、それ走れ、みんな走れ!」
ハリケーンの前で枯葉が舞うように、
何かにぶち当たると、ソリは空へ舞いある、
だからトナカイたちは家の屋根の上へ飛んで行った、
おもちゃがいっぱいのソリとサンタクロースを載せて。

私が驚いていると、屋根の上に
トナカイたちがコトコト動いているのが聞こえた。
頭を引っ込めて、ぐるりと回したら
サンタさんがポンと煙突を下りてきた。
サンさんは頭から足まで、毛皮の服を着て、
それが灰とススにまみれていた。
後ろにはおもちゃを沢山背負って、
包を開く前の行商人のようだった。
目が光っていて、えくぼが幸せそうで、
頬は紅色で、サクランボみたいだった。
小さな口を弓のようにして、
あごには雪のように白いヒゲを生やして、
歯にはパイプをきつくかんで、
煙が花輪のように頭をめぐっていた。

サンタさんの顔は広くて、丸いお腹は
笑う時に震えて、ジェリーが入ったボウルのようだった。
かわいく太っていて、愉快な妖精のようだった。
思わず笑ってしまった私に
目をウィンクして、頭をかしげたので、
何も怖くないとすぐ分かった。
言葉は何も言わなくて、すぐ仕事に取り掛かって、
靴下をいっぱいにして、くるりと身を回して、
そして指を鼻の脇に置いて、
それからうなづいて、煙突を登っていった。

それからソリに飛び乗って、トナカイたちに口笛を吹いて、
枯草が舞うように、飛んでいってしまった。
でも見えなくなる前に、サンタさんが叫ぶのが聞こえた。
「クリスマス、おめでとう!みんな、お休み!」

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%81%8C%E3%81%8D%E3%81%9F

 

 

 

映画「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」のあらすじは?

 

映画「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」予告編

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怖いことや人を怖がらせる事が大好きな奇妙で愛すべき住人が住む「ハロウィン・タウン」。カボチャ大王ジャック・スケリントンは、最高のハロウィン演出家として市長や市民からみんなに愛されていました。

 

ちょうど、「ハロウィン」当日、住人たちは大盛り上がりで騒いでいるが、ジャックは毎年毎年同じことの繰り返しである単調な「ハロウィン」に虚しさを感じていました。

 

そんなある日、親友の幽霊犬のゼロとジャックは森の奥で不思議な扉の付いた木を見つけます。そのうちのひとつ、クリスマスツリーの形のドアをくぐり抜けると、そこは真っ白な雪と明るいイルミネーションが耀く街「クリスマス・タウン」だった。

 

美しい雪化粧のなか、色鮮やかにきらめく電飾で飾られた街でのクリスマスに心を奪われたジャックは、早速、「ハロウィン・タウン」に帰り自分たちの力で「クリスマス」を行うことを計画する。

 

ジャックにひそかに想いを寄せるツギハギ人形のサリーは、クリスマスの研究に没頭するジャックの事を心配していた。

 

サリーの心配をよそにジャックのクリスマス計画は着々と進んでいった。ジャックは、サンタクロースに休暇を取ってもらい自分がクリスマスを行おうと考える。

 

ジャックは、悪ガキ3人組にサンタクロースに休暇を取ってもらうように頼みに行かせるが、3人組はボスのウギー・ブギーにサンタクロースを渡してしまう。

 

そして、クリスマス・イブの夜。棺桶のソリに乗ったジャックは子どもたちにプレゼントを配ってゆくのだが、「ハロウィン・タウン」の住人が作った不気味なプレゼントは子どもたちを怖がらせるものばかりで街は大騒ぎになってしまう。

 

騒ぎは警察から軍隊が出動する事態に発展し、ジャックは偽サンタクロースとして軍隊の大砲で攻撃される羽目になる。ようやく自分のしている事が間違っていることに気がついたジャックは、サンタクロースにクリスマスをやり直してもらうために大急ぎで「ハロウィン・タウン」に帰るのであった。

 

ウギー・ブギーに捕まっていたサンタクロースを無事救出し、クリスマス・イブのプレゼントは無事、子供たちに届けられた。

 

ジャックはサンタクロースを救出しようとしていたサリーに寄り添い、ジャックはそこで初めてサリーの優しさと彼を想う気持ちに気づき彼女をそっと抱きしめ口づけをかわすのであった。

 

 

 

映画「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」のキャラクターたち

 

ジャック・スケリントン

出典:https://www.cinematoday.jp/news/N0093360

ジャック・スケリントン(Jack Skellington)

本作の主人公。陽気で紳士的な性格だが、子供っぽい一面もある。正体は”かかし”。「ハロウィン・タウン」の住人からは「パンプキン・キング(カボチャ畑の王)」と呼ばれている。毎年行われるハロウィンに嫌気がさしていた時に、偶然クリスマス・タウンを訪れ、自分の力で盛大なクリスマスを行おうと奔走するのだが・・・

 

 

幽霊犬ゼロ

出典:https://matome.naver.jp/odai/2138059421781037701/2138250554904300803

ゼロ(Zero)

ジャックのペット。空を自由に飛び回る幽霊犬。普段は自分の墓にいるのだが、ジャックが足を叩くと外に出てくる。かぼちゃのちょうちんの様な鼻がいつも光っている。最後はジャックとサリーのキスを見届けて夜空の星になる。

 

 

つぎはぎ人形サリー

出典:https://matome.naver.jp/odai/2138059421781037701/2138250554804300703

サリー(Sally)

死体から作られ、偶然心を持って生まれた継ぎ接ぎだらけの女性の人形。「ハロウィン・タウン」で一番のまともな人物とサンタクロースに言われる。心優しい性格でクリスマスを成功させるために奔走するジャックの事を心配している。一方、自分の事を束縛する生みの親であるフィンケルスタイン博士に「イヌホウズキ」の毒を盛ったスープを飲ませたりするしたたかさも持っている。裁縫が得意で手足が取れても、自分で器用に縫い合わせる事が出来るので、少し無茶なこともする。

 

 

サンディ・クローズ(サンタクロース)

出典:http://the-nightmare-before-christmas.wikia.com/wiki/File:Nightmare-christmas-disneyscreencaps.com-5462.jpg

サンディ・クローズ(Sandy Claws)(サンタクロース)

「クリスマス・タウン」に住む伝説の人物。クリスマスの前の晩に、夢とプレゼントを世界中のいい子にしている子供達だけに配る世界中の子供達から愛されている人気者。「悪い子にはプレゼントはやらん」と怒ることもある。ジャックには、勘違いされ「サンディ・クローズ(鋭い爪を持つ男)」と呼ばれている。ジャックの命令で悪ガキ3人組に誘拐され、ウギー・ブギーのもとに連れて行かれるが、自分の行いを反省したジャックに助けられる。

 

 

ウギー・ブギー

出典:http://the-nightmare-before-christmas.wikia.com/wiki/Oogie_Boogie

ウギー・ブギー(Oogie Boogie)

本作のディズニー・ヴィランズ(悪役)。「ハロウィン・タウン」の嫌われ者で、影の支配者を気取っているズタ袋のお化け。悪ガキ3人組を手下にしている。イカサマが得意なギャンブラーであり、サイコロを振るのがお気に入り。自宅の地下はカジノも兼ねた拷問部屋になっている。ズタ袋の中身は、数万匹の虫、蜘蛛、蛇などの塊でズタ袋の縫い目が裂けると中の虫、蜘蛛、蛇などが散らばってしまい何も出来なくなってしまう。

 

 

悪ガキ3人組

出典:https://matome.naver.jp/odai/2145610983925233601

(左:ロック、中央:バレル、右:ショック)

悪ガキ3人組

ブギーの子分で、ジャックの命令でサンディ・クローズを誘拐した。ジャックにクリスマスの計画を口止めされていが、あっさりブギーに話してしまう。

ロック(Lock)

悪ガキ3人組のリーダー格だが、若干ショックに主導権を握られ気味。後先考えない性格。尻尾のようなものが生えているが本物なのか飾りなのかどうかは定かでない。悪魔の仮装をしている。

 

バレル(Barrel)

悪ガキ3人組のうちのひとり。これといって得意なことはなく、いつもロックの実験台にされている。つねに飴をなめている。食屍鬼の仮装をしている。

 

ショック(Shock)

悪ガキ3人組の紅一点。気が強くて悪知恵が働く。ロックがリーダーのようだが、実はグループをまとめているのは彼女。魔女の仮装をしている。

 

 

メイヤー(町長)

出典:https://matome.naver.jp/odai/2145610983925233601/2145611236327961103

メイヤー(町長)

温厚でお人好しな「ハロウィン・タウン」の町長。楽観的な顔と悲観的な顔の両方を持ち、気分によって顔が変わる。「ハロウィン・タウン」の役人は彼しかいないため、毎年行われるハロウィンのすべての事はジャックと相談しないと決める事が出来ない。細長いシルクハットと胸につけている動く蜘蛛が特徴的。

 

 

フィンケルスタイン博士

出典:https://matome.naver.jp/odai/2145610983925233601/2145611236327961503

フィンケルスタイン博士(Dr.Finklestein)

「ハロウィン・タウン」に住む偏屈で足が悪く車椅子に乗り、頭蓋骨を開閉することが出来るマッドサイエンティスト。自分が造ったサリーを家政婦のように扱うために、サリーから嫌われている。自由を夢見るサリーからイヌホウズキの毒が入ったスープを飲まされたりしている。最後には、博士自身に似た女性の人形を造り、彼女が車椅子を押していた。

 

 

【 まとめ 】

最初は個性的過ぎるティム・バートンのキャラクターたちだが、観ているうちにみんな愛すべきキャラクターに変わっていきます。

反対に「クリスマス・タウン」のサンタクロースがあまり魅力的でなかった・・・

お調子者のジャックとしっかり者のサリーのハッピーエンドが素敵だった。クリスマス・イブにハロウィンのお化けが現れたらナイトメアー(悪夢)ですね・・・

本当に魅力的なストップモーション・アニメーション作品です!

 

 

記事作成日:2017/11/04

最終更新日:2022/05/04

 

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